説明
発行 BOOKNERD
サイズ 105mm × 150mm
京都大山崎の本と編み物毛糸店
¥1,000
盛岡在住の歌人・くどうれいんによる食にまつわる俳句とエッセイ。
自費出版された同タイトルに2本の対談を加えた改訂版。
〈俳句をタイトルにしたエッセイ集〉
これは現代版『ことばの食卓』否『手塩にかけたわたしの料理』か?いいえ、彼女は”くどうれいん”。
モリオカが生んだアンファン・テリブルが書き散らしたことばと食物の記録。
はじまりはこうだ。
“わたしを空腹にしないほうがいい。もういい大人なのにお腹がすくとあからさまにむっとして怒り出したり、突然悲しくなってめそめそしたりしてしまう。昼食に訪れたお店が混んでいると友人が『まずい。鬼が来るぞ』とわたしの顔色を窺ってはらはらしているので、鬼じゃない!と叱る。ほら、もうこうしてすでに怒っている。さらに、お腹がすくとわたしのお腹は強い雷のように鳴ってしまう。しかもときどきは人の言葉のような音で。この間は『東急ハンズ』って言ったんですよ、ほんとうです、信じて”
2016年6月の初夏、そして一年後の2017年6月の心象風景。くどうれいんが綴る、食べることと生きることの記録。
(2022年・発行元/BOOKNERD)
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発行 BOOKNERD
サイズ 105mm × 150mm