わたしの農継ぎ / 高橋久美子 (著) (ミシマ社)

¥1,980

稼ぐためではなく、風景や知恵や種を、受け継ぐために。

地元(愛媛)では農、東京では作家。
チームで畑をして、ときにバンド活動も。

模索した、新しい農のかたち。
農業にかぎらず、あらゆる分野で継承の問題に奮闘する方たちへ贈る一冊。

――本文より――
その人の人生の一部に土があるということ。それは農業うんぬんの前に、生きることや生命のルーツを知ることにもなると思う。自分の食べるものを自分で採取するという行為は、あまりにも現代人の生活に欠けていて、それなのにあまりにも生物の根本だった。

畑は、本当は世界で一番豊かな作業場だ。忘れがちだけど、宇宙にいつも触れることができるのだから。さまざまに五感を刺激され、それを音楽とか詩に昇華し、畑帰りに曲を作り歌う日もある。

私たちのように職は別に持ち、自給自足+αを目指して活動する農家が、もっといてもいいはずだ。そして、やれなくないよ、とここに記したい。

在庫1個

説明

出版社 ‏ : ‎ ミシマ社
発売日 ‏ : ‎ 2024/9/17
単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 240ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4911226099
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4911226094


追加情報

サイン

なし, あり

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