説明
出版社 : 福音館書店
発売日 : 2022/9/9
言語 : 日本語
単行本 : 88ページ
ISBN-10 : 4834086747
ISBN-13 : 978-4834086744
京都大山崎の本と編み物毛糸店
¥1,650
「こどもに聞かせる一日一話」。
短くておもしろい童話を30話一挙に掲載するこの企画は、1953年、福音館書店の生活文化雑誌「母の友」の創刊時にあったものです。
「世のお母さん方の毎日はあまりにも忙しい」。
創刊の言葉はそう始まります。そんな慌ただしい日々の中でも、気軽に読める子育てのヒントと、子どもと一緒に楽しめるお話=短い童話をお届けできたら。テレビが普及する前、子どもたちはおとなに「何かお話してよ」とせがんでいたそうです。そんなとき「母の友」がお役にたてたら。
掲載するお話は、教訓的なものより、心を動かす楽しいお話が選ばれました。
「母の友」の創刊号では、指ずもうなど、ほんの数分でよいので、子どもとおとなが一緒に“遊ぶ”ことを、母にも父にもおすすめしています。遊びという、どこか対等な関係性の中で、何かを共に楽しむ。すると「ああ、この子はこういう考えで、こういう行動をしているのか」と相手の気持ちがわかってくる。気持ちがわかれば心もつながる。親子の関係が深まります。お話を共に楽しむことも、“遊び”の一種、きっと、そんな思いがあったのだろうと思います。
「一日一話」企画は人気を博しましたが、「母の友」でより長めの童話を載せることが増えるにつれ、1960年代に一度姿を消しました。復活したのは2003年、「母の友」創刊50周年の年です。21世紀、テレビのみならずインターネットも普及していましたが、企画は好評をいただき、以来ほぼ毎年実施しています。様々なメディアがあふれる現在においても「一日一話」が人気なのは、昔と同じく、お話が、子どもとおとなの心をつないでいるからなのだと思います。
子どもとおとなが共に楽しめる時間が新たに生まれますように。そんな願いをこめて、30のお話をお届けします。
在庫1個
出版社 : 福音館書店
発売日 : 2022/9/9
言語 : 日本語
単行本 : 88ページ
ISBN-10 : 4834086747
ISBN-13 : 978-4834086744