すごい物理学講義 (河出文庫) / カルロ・ロヴェッリ (著), 竹内薫 (翻訳), 栗原俊秀 (翻訳)

¥1,078

だれもが興奮できる究極の世界原理!
わたしたちは、こんな驚きの世界に生きている!
時間は存在しない、ビッグバンの先にあるもの、無限の終わり……最新物理学をあなたに。
これほどわかりやすく、これほど感動的な物理本はなかった。長い物理学の歴史から導き出された最前線の宇宙観。
「メルク・セローノ文学賞」「ガリレオ文学賞」受賞の名著、ついに文庫化!
「物理学の進化」は「物理学の歴史」そのものだ。天才物理学者による世界一わかりやすい物理学と、その全体像!

在庫1個

説明

【目次】
はじめに——海辺を歩きながら
第1部起源
第1章粒——古代ギリシアの偉大な発見
物はどこまでも分けられるのか?
事物の本質——世界は原子からできている
 第2章古典——ニュートンとファラデー
アイザックと小さな月——宇宙を支配する重力
マイケル——場と光——電磁気力の発見

第2部革命の始まり
第3章アルベルト——曲がる時空間
拡張された現在
もっとも美しい理論——一般相対性理論の魔法
アインシュタインと数学の厄介な関係
詩と科学の宇宙像
 第4章量子——複雑怪奇な現実の幕開け
ふたたびアルベルト
ニールス、ヴェルナー、ポール——量子力学の養父たち
場と粒子は同じもの
量子1情報は有限である
量子2不確定性
量子3現実とは関係である
本当に、納得しましたか?

第3部量子的な空間と相対的な時間
第5章時空間は量子的である
マトヴェイ——最小の長さの発見
ジョン——確率の雲
ループの最初の歩み
 第6章空間の量子
体積と面積のスペクトル
空間の原子
スピンの網——空間の量子の状態
 第7章時間は存在しない
時間はわたしたちが考えているようには流れない
脈拍と燭台——ガリレオの時間
時空間の握り鮨
スピンの泡——量子の時空間構造
素粒子の標準模型
世界は何からできているのか?

第4部時間と空間を越えて
第8章ビッグバンの先にあるもの
「先生」——アインシュタインとローマ教皇の過ち
量子宇宙論
 第9章実験による裏づけとは?
自然が語りかけていること
量子重力理論につながる窓
 第10章ブラックホールの熱
第11章無限の終わり
第12章情報——熱、時間、関係の網
熱の時間
現実と情報
 第13章神秘——不確かだが最良の答え

【著者】
カルロ・ロヴェッリ Carlo Rovelli
1956年、イタリアのヴェローナ生まれ。ボローニャ大学で物理学を専攻、パドヴァ大学大学院へ進む。
その後、ローマ大学、イェール大学、トレント大学などを経て、ピッツバーグ大学で教鞭をとる。
現在は、エクス=マルセイユ大学の理論物理学研究室で、量子重力理論の研究チームを率いる。
専門は「ループ量子重力理論」で、世界の第一人者。
著書に『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(小社)、『時間は存在しない』(NHK出版)がある。

出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社 (2019/12/5)
発売日 ‏ : ‎ 2019/12/5
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 384ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4309467059
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4309467054


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