説明
出版社 : 集英社
発売日 : 2024/6/5
言語 : 日本語
単行本 : 368ページ
ISBN-10 : 4087881016
ISBN-13 : 978-4087881011
京都大山崎の本と編み物毛糸店
¥2,750
「利他」を科学的に論じた名著が、福岡伸一 訳で登場!
コロナ禍を経験し、他者への配慮が求められる社会になったことで、「利他」への関心が高まった。自己の利益よりも他者の利益を優先する「利他」は、「利己的遺伝子論」からすると、生命のあり方と矛盾するように見える。
しかし本書は、脳神経科学の知見をもとに、人間にはもともと利他性が備わっていると主張する。「利他」が発揮されるメカニズムを科学的に解明し、その仕組みを知ることで、利他的行動がスムーズに行えるよう手助けしてくれる。
本書は、脳神経科学の第一人者が書いた「利他的な脳」を知るための科学書でありながら、対立する人間関係の改善や、ビジネスでの交渉など、困難な状況を乗り越えるためのヒントを与えるものであり、よりよく生きるための指南書でもある。
「本書を読むと、利他性が、損得勘定ではなく、脳の神経回路の基礎メカニズムとして備わっているものであることがわかる。つまり、利他性には、自発的・主体的な生物学的基盤がある。このような視点を持つと、対立・離反するような他者、わかり合えないと思われる他者であっても、同じ利他的な脳を共有する、同じホモ・サピエンスであることを議論の出発点にできるはずだ。このような共通理解に立って、私たちの社会が、分断から共生へと舵を切っていくことへの希望が、本書のメタテーマとして託されている」――福岡伸一 (「日本版序文」より)
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出版社 : 集英社
発売日 : 2024/6/5
言語 : 日本語
単行本 : 368ページ
ISBN-10 : 4087881016
ISBN-13 : 978-4087881011