Puolukka Mill通信 12月20日号
先週の暖かさはやっぱり「フリ」だったのか・・。と言わんばかりの寒さです。体調はいかがでしょうか。これだけ寒暖差があると、人としての対応力を試されるような気持ちになりますが、この寒さが普通ですよねと思い直しております。良い日差しと普通が続くことの有難さよ。
さて、先日無事にテープカットの儀を行い、ついに皆さんが編まれた「モチーフ」がカーテンとしてドアに飾られました。万歳。これが本当に素敵で、かけた時にちょっと感動すら覚えました。有難い事に、僕は毎朝このカーテンをめがけて出勤することができます。自転車でお店手前の角を曲がり、近づいてドアを開けて、モチーフを手に取る。そこで、何か人の温かさみたいなものを感じます。とても嬉しい。参加していただいた方ありがとうございました。大事に飾ります。
そして、来店された方が「あのモチーフカーテンどこにあるの?」と聞かれて「すいませんお店が閉まってないと見れないんです」という、見事なパラドックスを解消すべく、営業中は壁に飾るようにしたいと思います。少々お待ちください。
今週のPuolukka Millの店舗営業は、12月19日(火)・20日(水)・21日(木)・22日(金)です。24日(日)は臨時休業です。また、冬休み前、30日(土)まで営業することにしました。糸や本や楽しい色々、お正月前に是非ゲットしてください。28日からは時間短縮営業となります。
お店ではココニッツの新商品や、「10じい」ほどいるモールサンタが引き続き待機しております。
まだの方も、1じいで足りない方もぜひどうぞ。彼はアレンジし放題です。
それでは今週もよろしくお願い致します◎
藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに
楽しみにしていた展示会「藤田嗣治 心の旅路をたどる―手紙と手しごとを手がかりに」が、地元、大山崎町の「アサヒグループ大山崎山荘美術館」で開始されましたのでお知らせです。これは行かねば。
数奇な人生を歩んだ藤田ですが、その名声と本人による巧みな印象操作によって、彼の人となりやその時々の心もちは、いまだ謎に包まれたままです。本展では、藤田が親しい人々に送った手紙や、生涯を通じて作りつづけた「手しごと」ともいうべき木工細工、妻のために遺した作品などを通じて、彼の人生とその心の旅路をたどることを試みます。
さらに、美術館内で提供する、恒例の特製スィーツは「にゃんこ」です。「モナミ・シャ mon ami chat (私のともだち、猫)」。「私は猫を友達としている」と語った藤田のアトリエには、常に猫がいたそうで、それをテーマにしたケーキです。
2023年12月16日(土)-2024年2月25日(日)
午前10時~午後5時
※最終入館は午後4時30分まで
年末年始はお休みがありますので、お気をつけください。
Music for Knitting ~今週の1曲〜
今日はクリスマスの曲を、と意気込んでみたけれど、ずばりみたいな曲はそんなに持っておらず、ズバリ過ぎるのも嫌だしなと思って、選んだのが「You’ll Be Mine Tonight」という曲、ジャズのバリトン奏者のセシル・ペインが作った曲です。
好きなバージョンはこの「Eric Alexander Quartet」が演奏しているもので「Gentle Ballads Ⅲ」に収められています。このシリーズは人気があり確か「6」まで出てたと思います。
矢でも鉄砲でも持ってこい!といわんばかりにいつも「ブリブリ」テナーサックスを吹きまくっているエリックのバラード集です。少しモサめながら、丁寧な演奏が心地よくとても好みです。
その中の「You’ll Be Mine Tonight」は、そんなに有名な曲ではないものの、温かみがあって綿布団にくるまれるような音を出してきます。中音っていうんですかね?この辺の音が響くスタイルがとても好きです。
今年はもう、騒がしいクリスマス曲ではなく、こういう曲をかけて、静かに部屋で過ごしたいなと思わせます。たぶん無理だろうけど。
Eric Alexander Quartet
「ジェントル・バラッズ3」
2007年
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