うさぎと潜水艦 / 朴 範信 (パク・ボムシン)(著)  齋藤 日奈 (翻訳) (クオン)

¥1,320

かつて潜水艦には内部の酸素濃度を見極めるために、うさぎを乗船させていた。
うさぎが喘ぎ始めて6時間後には乗員たちの身も危ないことを察知するために…。

1978年に刊行された、朴範信の短編集の表題作。
軍事政権下のソウルを舞台に、車道を横断した罪で検挙された「私」をはじめ、軽犯罪者たちが裁判所へと連行されるバスの中での出来事が、当時の社会への批判精神を伴ってアイロニカルに描かれる。

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商品コード: 978-4910214108 カテゴリー: , , ,

説明

著者について
1946 年、忠清南道論山生まれ。
1973年の中央日報新春文芸に「夏の残骸」が入選して文壇に登壇。
同じ年の新春文芸に応募していた本作「うさぎと潜水艦」も1978年に出版された。
1981年に長編「冬の河の西風」が大韓民国文学賞新人部門に選ばれ
大衆的な人気を博したが、1993 年絶筆を宣言する。
1996年に3年間の沈黙を破り中編小説「白い牛が引く荷車」を発表して以降は
次々と新作を発表し、萬海文学賞、韓戊淑文学賞、大山文学賞などを受賞している。
邦訳に『掟』(安宇植・林昌夫共訳、角川書店、1989年)などがある。

訳者:齋藤日奈
1968 年生まれ。埼玉大学教養学部卒業。
日・韓両国で日本語教師を務めたのち、2008年以降数々の韓国ドラマの字幕翻訳に携わる。
第3回「日本語で読みたい韓国の本 翻訳コンクール」にて
本作「うさぎと潜水艦」で最優秀賞受賞。

出版社 ‏ : ‎ クオン
発売日 ‏ : ‎ 2020/7/31
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 74ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4910214100
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4910214108


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