台湾海峡一九四九 / 龍 應台 (著), 天野 健太郎 (翻訳) (白水社)

¥3,300

阿古智子氏(東京大学教授)
「台湾の痛みを抱擁する、境界を越えるために。」
温又柔氏(作家)「台湾は、複雑だ。私たちの想像をはるかに超えて。」
台湾・香港で42万部超の大反響、日本でもロングセラー!

一九四九年、国共内戦に敗れた国民党政府軍と戦乱を逃れた民間人とが大挙して台湾へ押し寄せた。その数ざっと二〇〇万。一方、五〇年にわたる日本の統治期を経て、「外省人」という新たな勢力の大波にのみ込まれた台湾人。互いに痛みを抱えながらこの小さな島に暮らしてきた外省人と台湾人の「原点」を、六〇年が過ぎたいま、見つめ直す。

抗日戦終了後、休む間もなく国共内戦に投入され、最後は国民党軍の撤退とともに台湾へ逃れてきた軍人とその家族たち。南洋にあった日本軍の捕虜収容所で監視員を務め、戦後、戦犯として裁かれた台湾人。たまたま隣の島へ荷物を届けて、海域を封鎖された漁師──。

本書は、あらがえない時代の流れのなか、限られた運命の選択肢に自らを賭し、必死で生き延びてきた人々の姿を、当時の日記や史料をもとに丹念に描いた歴史ノンフィクションである。と同時に、これまで語られることのなかった〝敗者〟の声を真摯に汲み上げた記録文学でもある。
「世界で最も親日的な国」といわれる裏にどんな事情があるのか、独立か統一か現状維持かで常に揺れ動く背景に何があるのか。東アジア全域を舞台に、台湾随一のベストセラー作家が満を持して放つ歴史大作!

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商品コード: 978-4560082164 カテゴリー: , , , , タグ: ,

説明

出版社 ‏ : ‎ 白水社
発売日 ‏ : ‎ 2012/6/22
言語 ‏ : ‎ 日本語
ハードカバー ‏ : ‎ 434ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4560082162
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560082164


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