源氏物語 ２ (河出文庫） /　角田 光代 (訳) (講談社)

藤壺は光君との不義の子を出産、
葵の上は六条御息所の生霊で命を落とす――
名場面が続く、2巻！

疾走感ある今に息づく訳文で、物語の醍醐味が味わえる角田源氏。
あどけない紫の姫君が成長していく中、藤壺の宮は光源氏との不義の子を出産する。
正妻・葵の上も出産し光源氏の気持ちが寄り添うが、六条御息所の生霊で命を落とす。
その後光源氏は朧月夜との情事が発覚し、須磨へと退居することになる……。
「紅葉賀」から「明石」までを収録。