オッペンハイマー 下 贖罪 (ハヤカワ文庫NF) / カイ・バード (著) マーティン・J・シャーウィン (著) 河邉 俊彦 (翻訳) 山崎 詩郎 (監修) (早川書房)

¥1,408

クリストファー・ノーラン監督最新作映画『オッペンハイマー(Oppenheimer)』原案
「オッペンハイマーという誰よりもドラマティックな人生を歩んだ男の脳内に入り、彼の物語を描くことによって、観客のみなさんに彼の人生を追体験してもらいたかった」
――クリストファー・ノーラン

2006年ピュリッツァー賞受賞作

「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問う。全米で絶賛された傑作評伝が、待望の文庫化。
詩や哲学にも造詣が深く、繊細な精神の持ち主であった青年時代(上巻「異才」)。
マンハッタン計画を主導、爆破実験の場(トリニティ)に参加し、広島、長崎に投下された二発の原爆を作り出した壮年時代(中巻「原爆」)。
核兵器の規制と情報公開に向けて物理学者たちを率いた晩年と、マッカーシズム時代の「オッペンハイマー事件」の真相(下巻「贖罪」)。
25年にわたり膨大な数の関係者や家族の証言や史料を丹念に取材し、人類に「原子力」という新しい火をもたらした天才科学者の実像をあぶり出す傑作評伝。
解説/山崎詩郎(上巻)、高橋昌一郎(中巻)、入江哲朗(下巻)

※本書は2007年8月にPHP研究所より刊行された単行本『オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇』に新たな監訳・解説を付して改題・文庫化したものです。

在庫1個

説明

「私の手は血で汚れている」――戦後、オッペンハイマーはタイム誌の表紙を飾るなど時代の寵児となるも、水爆開発や核拡散に反対。格の国際管理を訴えるが、かつての研究仲間や政府と対立し孤立を深めていく。そして冷戦下、ソ連のスパイ容疑をかけられた彼は公職追放され、その生活をFBIの監視下に置かれた。人類に原子力という新しい火をもたらした科学者の全てを圧倒的筆力で描き切った名著、終幕。解説/入江哲朗

出版社 ‏ : ‎ 早川書房
発売日 ‏ : ‎ 2024/1/22
言語 ‏ : ‎ 日本語
文庫 ‏ : ‎ 448ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4150506078
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4150506070


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