説明
出版社 : 中央公論新社
発売日 : 2006/1/1
言語 : 日本語
新書 : 341ページ
ISBN-10 : 4124034946
ISBN-13 : 978-4124034943
京都大山崎の本と編み物毛糸店
¥1,430
不思議な話、せつない話、心がほんのり暖かくなる話―村上春樹が選んだ、誕生日をめぐる十三の物語。訳者による書き下ろし短篇「バースデイ・ガール」、ライブラリー版のために訳された二篇を収録。あなたのお気に入りのバースデイをみつけて下さい。
在庫1個
出版社 : 中央公論新社
発売日 : 2006/1/1
言語 : 日本語
新書 : 341ページ
ISBN-10 : 4124034946
ISBN-13 : 978-4124034943
puolukka –
誕生日を題材に書かれた短編小説12作を村上氏が訳し、そこにオリジナルの1篇を加えたアンソロジーです。
これはもうあきらかに楽しい企画で、こういうことできたら良いだろうなという本です。
選ばれし短編の面子もなかなか好きな方々ばかり「デニス・ジョンソン」「ウィリアム・トレヴァー」「イーサン・ケイニン」「レイモンド・カーヴァー」など、手堅くも絶対面白い小説が入っています。
でも、今日、しかも年始の一発目にこの本を選んだのは理由があって、この本にはデイヴィッド・フォスター・ウォレス「永遠に頭上に」が収録されているからです。
デイヴィッド・フォスター・ウォレスは今月の読書会課題本にした「これは水です」の作者。
以前読んだ時はあまり印象に残らなかったものの、良い機会だからと読み直してみたら、結構面白かったので嬉しくなりました。単にプールの飛び込み台に行く少年の話で、そういう話なのかなと思っていたらそういう話ではありますが、恐れやためらいなどの心象の緻密な描写がとても好み。
当時あんまりピンとこなかったのはなんでだろうか?と思います。
なお、僕の誕生日は微妙な日で、あまり祝ってもらいずらい日でもあります。毎年なんか映画見る企画などを自身で催し楽しむ日としております。はい。
デイヴィッド・フォスター・ウォレスの他の翻訳本は、ほぼ廃盤のようで僕も読めてません。いつか発見することを楽しみしています。