昨日の夜からとても涼しくて、今朝も爽やかな朝。突然の秋の到来に喜びを隠せないわたくしでございます。サイコー。

本当にずっと暑い日が続いていて、この夏は体調を崩してしまったこともあり、家でこそこそ楽しむのが習慣となりすっかり出不精に。

何をしているのかというと、編み物、ドラマ鑑賞、読書、音楽鑑賞、家事、、、となんとも変わり映えのない感じなのですが、このサイクルをぐるぐる回して過ごすのがとても楽しい。どれも終わりがない。永遠に回り続けられるサイクルなのです。

例えばドラマを観ながら編み物は、編むものや観るものによっては可能なのですが、私は画面を結構しっかり観たい派なので(字幕を読まないといけないのもあり)、あまりしません。となると、編んでいるときは映像のないポッドキャストやラジオ的なものが適しており、そういうものを聴きながら編んでいます。最近のお気に入りは「京都でたまたまラジオ(たまラジ)」。大山崎COFFEE ROASTERS の中村佳太さんとライターの小川たまかさん、そしておひろさんという京都に暮らす3人の方のポッドキャストです。

内容はジェンダーの話が中心。とても興味を持って聞いています。ジェンダーのお話、というと、難しそうだなあとか、フェミニストの方々って怖いのかな・・とか、思ってしまいそうなのですが、この御三方は全然そうではなくて、事実を事実として伝えてくれて、それについての意見も相手をねじ伏せるのではなく、相手の意見も聞き、時に面白く淡々と語っておられる、という印象。もちろん内容は重いものが多いのですが、知るべきことが詰まっているなあと、毎回楽しく聴かせてもらっています。

前回のお話ではアイドルの話が出てきました。私は数年前に突然K-POPにハマり、それからアイドルというものをいろんな意味で、注意深く見るようになりました。日本のアイドルについてはあまりよく知らないのですが、なんとなくの印象として、韓国のアイドルと日本のアイドルはちょっと違うなあと思っていました。

たまラジで話されていたのは、日本の女の子アイドルたちは、例えば動きや衣装が男の人向け(と思われる?)、男の人好み(と思われる?)なものであるということ。確かに。でもそれを韓国のアイドルに感じるかというと、私がよく観ている女の子アイドル(ヨジャドル)に、それは感じないんですよね。韓国ではヨジャドルファンは女性が多いと聞いたことがあって、それも関係しているのかなと。私は男女問わず、韓国のアイドルたちは「かっこいいなあ」と思います。それは可愛いコンセプトであっても感じること。みんなプロフェッショナルでかっこいい。みんな私にとってはこどものような年齢ですが、そう感じます。この時にも話が出ていた数年前の紅白歌合戦で日韓のアイドルたちと披露されたYOASOBI の「アイドル」は、そのかっこよさがよく表現されていて、歌の内容も相まって本当に圧巻でした。

また今回話されていた、日本のアニメや漫画でも多く見られる女性の描き方(異常に豊満な身体であったり、異常に大きな瞳だったり)は、私も苦手です。中学生になった息子はアニメも漫画も大好きで、できるだけいろんなものを観るのがよいと思っているので、基本的には観るのを止めたことはないのですが、一度だけあるアニメを観ている時に、これはあまり良くないと思う、やめときませんか、と相談したことがあります。(やめてくれました。)日本には素晴らしい漫画やアニメがたくさんありますが、一方で偏った表現になっているものもたくさんあると思います。それが海外で受けているというのも聞きますが、どうなんだろう。表現の自由はもちろん。人には好みというものもあります。その線引きが難しいなあ、と考えたり。

そんなことをしながら手を動かしています。終わりのない問い、終わりのない編み物(いくらでも編むものがある)に、出不精は全く解消されず。少し涼しくなってきたら、外に出てのインプットもしたいなあと思います。

「京都でたまたまラジオ(たまラジ)」はポッドキャストやYouTube 視聴可能です。
ぜひみなさん聴いてみてください。ほぼ毎週、upされます。

YouTube →

Puolukka Mill おりこのみきこ