先週は風邪をひいてしまい、低空飛行な日々。その間、お店では毎年恒例のイベントが開催され、週末にはたくさん雪が降り、体の不調とは裏腹に心は踊る、そんな一週間でした。
雪の中、歩いて仕事へ。かぶっていたのはモチーフ編みのバラクラバ。TJWK関西の作品です。毎年この時期、お店ではTJWK関西の展示販売会を開催します。TJWK関西の正式名称はThink of Japan While Knitting、編み物を通じて、東日本大震災で被災された子どもたちに支援をしている団体です。全国から集まったモチーフを作品にして販売し、その販売額全てをあしなが育英会に寄付されています。
私はこの団体の代表・笹谷史子さんと元職場(糸屋さん)が同じで、この活動を始められる時、ちょうど一緒に働いていました。こんなことしようと思ってるんやけど、と笹谷さんにお話を聞き、それはとても大切な活動だと、ぜひやってみてほしい、と声をかけたのでした。それからずっと笹谷さんは活動を続けられ、10年を越える息の長い活動になっています。
さらに遡って、私が笹谷さんに初めて会ったのは、まだ私が糸屋さんで働く前、お客さんとしてその糸屋さんに行っていた時でした。ちょうど笹谷さんが編まれた作品(編み込み模様の編み地をパッチワークのように繋げたワンピースだったと記憶)が展示されていて、わあ、これはすごい!裏はどうなっているのだろう、と作品の裏を(勝手に)見ていたら、裏はあんまり見んとってください〜と笑いながら現れたのが、当時糸屋さんの店員さんだった笹谷さんでした。
こんなすごい作品を編まれる方って、どんな尖ってるんやろ(思いこみ)と思っていたら、それはそれは柔らかな可愛らしい方で、それから私がその糸屋さんで働くことになり、笹谷さんは優しく面白い先輩となりました。(実際は笹谷さんの方が年下。)
今はその糸屋さんを辞め、お互いフリーランスとして働いていますが、笹谷さんとはよく会って話をします。今、興味のあること、そして仕事の話ももちろん。小さなお子さんを育てながら、好きなこと、面白いことを見つけて実行している笹谷さんの話はいつも面白くて、話すことでいつもいろんな発見と元気をくれる、そんな友人のひとりです。
ボランティアというのは、すごく難しいと思うのです。目的を忘れず、モチベーションとクオリティを保ちつつ続ける。本当に大変だと思うのですが、笹谷さんだからできたんだろうなって。とても尊敬しています。そしていつも元気をくれてありがとう。笑いすぎてお腹よじれてるよ、いつも。
そんなTJWK関西の展示販売会・WSが今年も無事、終了しました。ここ数年の開催で、今年も楽しみにしていました!と言われる、お店に定着したイベントとなりました。たくさんのお客様に今年もご参加いただき、ありがとうございました。
今年はちーたんはこちらのビッグバッグを。一目惚れだそうです。背が高い人は大きいバッグも似合いますね。背が低い私も使いたいけどー。
私はモチーフを繋げるWSに参加。今年はテトラポーチを。三角に一筆書きのように糸を切らずに繋げる方法を知りたくて。面白かったですよー。飴ちゃん入れます。(腕に雪、積もってますねw)